パソコン用にチラツキを抑え、疲労軽減
外出時に、コントラストを高め、スッキリした見え方を実現

HOYAキャリアカラー コントラストを高め快適な視界を提供します

携帯電話や液晶、LED照明などライフスタイルが便利になったぶん、目の負担が増え続けています。
キャリアカラーは、眩しさやチラツキ、青色光を抑える目に優しい機能レンズです。

  短波長光を軽減し、コントラスト感度が低下しがちな方に快適な視界を提供します。
10色のカラーバリエーションの中から好みのカラーをお選びいただけます。
HOYA社屈折率1.60/1.67の全てのプラスチックレンズに対応可能です。

カラーバリエーション 全10色は コチラ をクリックするとご覧いただけます。

ドライブ・オフタイムを楽しむために ドライブシーンでもキャリアカラーは有効です
太陽からの紫外線をカット。

色の明暗もよく分かる。

キャリアカラーの見やすさが気持ちのいい毎日をサポートします。

くつろぎの時間を楽しむために 室内でも非常に快適な視界を提供します。
LED照明や液晶画面からも青色光は発散しています。
キャリアカラーで目もリラックス。

さわやかな毎日をサポートします。


HOYAキャリアカラーの機能的比較

ここいう短波長光は、主に日中の太陽光の眩しさ、ちらつきの原因になる青白い色の光の事を示しています。

従来、レンズカラーの選択として、短波長光を軽減するにはイエロー、オレンジ、ブラウンなどのカラーが
効果的といわれてきました。

(もちろん濃度や色合いによっても効果は変わりますし、レンズの大きさや眼鏡/サングラスの
フィッティングによっても変わってきますが)

キャリアカラーはHOYA独自のカラー規格ですが、眼鏡レンズに用いられるカラー規格は他にも存在します。
では、このレンズはどのような点において、従来のカラーレンズと異なるのでしょうか?
代表的なカラーレンズと「眩しさ」、「コントラスト」部分の性能比較してみようと思います。


比較対象その1 「ニューアリアーテ」

比較対象その1は「ニューアリアーテ」です。
既製品のサングラスを除き、一般的な眼鏡プラスチックレンズの
カラーでは現在(H23年)最も多く用いられています。

これはオプティカルカラー協会という団体が制定した共通規格で、
日本のほとんどのメーカーはこのカラー規格での染色が可能です。



比較対象その2 東海光学「CCP400」

比較対象その2は「CCP400」です。
こちらは東海光学という会社から発売されている遮光眼鏡レンズという位置づけです。
同社にはより遮光率の高い「CCP」レンズというレンズがありますが、こちらが紫外線+400nm〜500nmまで
可視光線をほぼカットするのに対し、CCP400の場合は紫外線はカットしますが、400nm〜500nmの
可視光の一部を透過させることにより、色目を幾分マイルドにして普段に掛けやすいようにしたレンズです。。

「医療用フィルターレンズ」という認可を得ている「遮光眼鏡」レンズであり、白内障術前術後や、「網膜色素変性症」、
 「白子症」、「先天無虹彩症 」、「錐体杆体ジストロフィー」、「糖尿病網膜症」などの眼疾患対策として
「医療処方の一環(医師の指示に従って)」として販売されることの多いレンズです。



比較その1 キャリアカラーとニューアリアーテ

両者の色調の似たカラーのうち、実際に販売されることが多そうな
カラーで比較してみたいと思います。
いずれもフルカラー染色で同程度の濃度での比較です。

性能判断比較材料として、

1.400nm〜500nmの可視光線部分の透過率が低く
2.500nm〜700nmの可視光線部分の透過率が高い


ということで判断しています。
濃い色を用いれば全体の透過率を下げることは可能ですが、
このレンズの主な目的は「必要以上に明るさを落とさずに
不必要な波長の眩しさのみをカットする」事と思いましたので、
上記の点が可能であれば有用と思われます。




【比較するカラー その1−1】


キャリアカラー  ブラウニッシュイエロー 




ニューアリアーテ アースブラウン


【比較するカラー その1-2】


キャリアカラー  ピンキッシュイエロー



 ニューアリアーテ アーバンマロン

※キャリアカラー スタンダードイエローはニューアリアーテで類似色が無いので、今回の比較対象からは除外しました。


1の結果について


上記条件においては、キャリアカラーの方に機能的にやや有用性が高そうです。
ニューアリアーテの場合、1の条件を満たすカラー濃度の場合、2の
透過率も低くなりがちで、逆に2の条件を満たす場合は、1の条件に
足りないケース起こりそうです。
特に薄いカラー濃度において、ニューアリアーテで眩しさの軽減を
十分満たす条件下でのコントラスト向上はキャリアカラーに比べ望み
にくいと考えられそうです。
(もちろん見た目などの美観的なことは考慮から除きます)


【比較1の結果について】

上記比較と同じ方法でCCPとの比較をしてみます。
比較するカラー その2−1

キャリアカラー  ブラウニッシュイエロー15%


CCP400   TS


比較するカラー その2−2

キャリアカラー  ブラウニッシュイエロー25%


 CCP400   NA

比較するカラー その2−3

キャリアカラー  ブラウニッシュイエロー50%



 CCP400   FL

比較するカラー その2−4

キャリアカラー  スタンダードイエロー 25%


 CCP400 AC

【比較2の結果について】
上記はキャリアカラー/CCP400でのカラー色合いが両者で相似しているもの同士の比較です。
多少の差はあるものの、透過率特性はほぼ相似しています。
実際のところ、相似しているカラーであればそれほど機能的には差がないように思います。

ただ、キャリアカラーに50%を超える色濃度は存在しません。

対してCCPは東海光学のほぼ全てのプラスチックレンズに対応が可能、カラー種類も上記も含め
全部で12種類と濃いカラーやキャリアカラーに無い色調も選択が可能です。

希望される色調、濃度がキャリアカラーの選択肢と合致するなら、キャリアカラーでも十二分に
機能を代用できそうに思います。

当店の価格でいいますと、プラスチック単焦点球面レンズ、屈折率1.60の価格(H23年7月現在)
では次の通りです。

ニューアリアーテ染色品 → 13,000円〜
キャリアカラー染色品  → 16,000円〜
CCP400染色品   → 31,000円〜

※上記価格はメーカー在庫範囲度数、撥水コーティング装備、特注加工は無し、
 を基準に記載しています。在庫範囲外度数、レンズコーティング変更、特注加工
 (プリズム、外径指定を含む薄型加工等)追加などが有る場合は加算料金が
 発生します。
 
※ニューアリアーテ染色品の場合、使用するレンズメーカーによっては価格が
 変わってきます。

※キャリアカラーは現在(平成23年6月)のところ医療用フィルターレンズとして
 認可を受けておりません。
 先述の眼疾患事由等の理由により、医療用途で使用される場合はCCP400、
 または東海光学CCP、HOYAレチネックスのように認可を受けたものが望ましいと思います。



※本文作成に当たり、下記資料より一部引用させて頂きました。
・HOYAビジョンケアカンパニー発行
 眼鏡店向けレンズガイド「キャリアカラー」資料より
・東海光学HP「遮光眼鏡とは?」より
・オプティカルカラー協会発行「ニューアリアーテカラー」分光透過率資料より