ブランド物語

シルエットの軽さを検証してみる

シルエットのフレームの魅力はなんといってもその軽さにあります。
では「どのぐらい軽いのか?」「他のフレームと比べては?」という疑問が当然出てきますね。
そこで次のような検証をしてみましたご参考になればと思います。

■重量計測に使う器具


台所で使う家庭用のデジタル軽量機

今回の測定に使っているのは、家庭で使っているデジタル式のハカリです。

台所で使っている方も多いのではないでしょうか?
1g単位で測定が可能です。
今回はコレをつかってメガネフレームの計測をしています。

■実際にフレームを測定して見ました

それでは、実際に計測をしてみました。
比較対照はできるだけ多いほうがよいと思いますので、

「代表的な軽量フチナシ」、「その他の軽量フチナシ」、「一般的なフチナシ」、「フチナシ以外のフレーム」の4つに分類してそれぞれで計量しています。

フレーム名 画像 重さ 主なフレーム素材
シルエット
ミニマルアート
Silhouette minimal art 7g 超弾性ベータチタン金属使用
レンズ後ろ面から特殊なパイプで固定しますので、ネジを使っていません。
シルエットは他のシリーズもこのタイプのフチナシです。
シルエット
ミニマルX
Silhouette minimal-X 7g 超弾性SPX樹脂使用
シルエット
ZENLIGHT
Silhouette Zenlight 8g ブリッジ、ヨロイはチタン
テンプルは超弾性SPX樹脂使用
スイス
フレックス
AIR
SwissFlex Air 9g マイクロクリスタリンポリアミド製
超弾性樹脂使用
レンズは専用の接着剤で固定します
Flair
PUREシリーズ
Flair Pure Series 12g 超弾性バイオスチール使用
ネジを使わず特殊なテグスで固定するタイプ
フレーム名 画像 重さ 主なフレーム素材
オリエント眼鏡
Kiwami
Orient 7g 超弾性ベータチタン金属使用
ネジを使って固定するタイプですが、ネジが前面からは見えないスッキリしたデザインです
増永眼鏡
KazuoKawasaki
Kooki KazuoKawasaki 13g フロント、ヨロイはチタン
テンプルはベータチタン使用
レンズ止めに特殊なシリコンパイプを使った、ゆるみの起こりにくい構造
フレーム名 画像 重さ 主なフレーム素材
一般的な紳士用フチナシ 一般的な紳士用フチナシ 18g チタン金属使用
ネジを使って固定するタイプ
一般的な婦人用フチナシ 一般的な婦人用フチナシ 18g チタン金属使用
ネジを使って固定するタイプ
一般的な細身のカジュアルフチナシ 一般的な細身のカジュアルフチナシ 12g チタン金属使用
ネジを使って固定するタイプ
フレーム名 画像 重さ 主なフレーム素材
一般的な男性用フルリム 一般的な紳士用フルリム 14g オールチタン製
一般的な女性用ハーフリム 一般的な女性用ハーフリム 17g オールチタン製。
飾りが多い分だけ、やや重くなっている。
セルフレーム
オーパスデザイン
セルフレーム 25g 一般的なアセテートプラスチック製
芯金はNicu合金

 

■レンズだけの重さを計測

上記の場合、計測の際にデモレンズが入ったまま計測しているのですが、フレームの種類によってデモレンズの厚みが異なるものが結構あります。
当然レンズが薄いものの方が軽量になるわけです。

■デモレンズの重さ

フレームの種類 シルエット フレアー フルリム枠
デモレンズ1枚の重さ 2g 3g 1g

フレアーの方が厚み、重さとも大きいレンズを使っていました。
フレーム単体の重量で計算すると次の通りです。 ハカリの単位が1g単位でしか計測できないので、多少の誤差はあるかもと思います。

■【デモレンズとは】
デモレンズは主にフレーム形状保持の目的で、展示品の眼鏡に入れられています。
フチナシの場合、レンズの厚みが有る程度ないと、展示品の掛け外し等で簡単に破損する恐れがあるので、やや厚めのレンズを使います。
逆にフルリムなど、その恐れが少ないものはかなり薄いデモレンズを使っているケースが多いです。

よって、実際に度つきレンズを入れた場合の重量比較では、フルリムのケースの方が重くなったと感じやすいと思います。

■レンズを除くフレームの重量

  総重量 レンズの重量 フレームの重量
シルエット ミニマルアート 7g 2g×2 3g
フレアー PUREシリーズ 12g 3g×2 6g

【参考】
実際の度付きレンズ単体の重さは、レンズの大きさ、厚み、屈折率による比重の違いによっても左右されますが、1枚あたり3g~10g前後が多いです。

■まとめ

シルエット、スイスフレックス、フレアーなどの軽量フレームは一般的なフレームと比べ、フレーム単体で1/2程度の重量です。

さらに金具による制約がなく、自由にレンズの形を選べるフチナシですので、レンズを小さく作るなどの対応によって、他のフレームに比べかなり重量を抑える事が可能です。

眼鏡はやっぱり「軽い」のが一番、という方にはもってこいのフレームといえますね。



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